2003年8月23日土曜日

アニメーション作家 山村浩二

名古屋シネマテークでヤマムラアニメーション図鑑が今日から公開されている。
名古屋出身のアニメーション作家山村浩二の「頭山」が観たくて行って来た。

短編アニメにこだわり続ける山村浩二は日本より海外での評価が大きいようだ。
数々の賞も受賞している。
クレイや色鉛筆、マーカーなど様々な技法を駆使して、独創的な世界観をもった作品を作りあげている方のようだ。
それが出来るのはエンターテインメント重視の長編より短編だからなのだそうだ。
「頭山」は色鉛筆と水性ペンと油性マーカーを使用した柔らかいタッチで揺らめくような動画が印象的な短編アニメ。
奥様と一人のアシスタントに手伝ってもらうくらいで、殆ど自分の手で仕上げたらしい。
手作り感のある作品だ。

原作は落語の「あたま山」で、現代に置換えて描いている。
落語が原作であるためなのか、三味線と語りで物語が進められていくのが面白い。
他にもクレイアニメの作品など数点が同時上映されている。
全て3分から15分くらいの短編アニメだ。

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